ペンタセキュリティのD’Amo、暗号鍵管理製品に「セキュリティー強化パッケージ」として機能アップグレード

ペンタセキュリティのD’Amo、
暗号鍵管理製品に「セキュリティー強化パッケージ」として機能アップグレード

ディアモ(D’Amo)に量子乱数発生器(QRNG)とHSM追加し、強化された鍵管理提供

データベース暗号化とWebセキュリティ専門企業ペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳貞喜、www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、ソウル/韓国本社、ヒュースト/米国法人)は、6月20日、暗号鍵管理システムであるD’Amo SG-KMS(ディアモ・エスジ・ケイエムエス)に量子乱数発生器(QRNG)やハードウェアセキュリティモジュール(HSM)を追加した「セキュリティー強化パッケージ」をリリースしたことを明らかにしました。

ペンタセキュリティのD’Amo SG-KMSは、暗・復号化に使用する鍵を物理的に安全に管理できる鍵管理システムです。鍵管理は、暗号化ソリューションの構築の際、最も核心的な技術で、使用者はD’Amo SG-KMSを通じて、鍵の生成から廃棄までライフサイクルを全般的に管理し、別途の安全なところに鍵を保管することができます。セキュリティ脅威がますます増加している状況で、ペンタセキュリティはより高度化されたセキュリティが要求されることにより精巧かつ安定的な暗号化及び保存のために量子乱数発生器とHSMを追加するようになったと説明しました。

新たに追加することになった「量子乱数発生器(Quantum Random Number Generator、QRNG)」は、量子技術に基盤して純粋な乱数(True Random Number)を生成する方法で、従来の擬似乱数(Pseudo-Random Number)生成方法に比べて高いセキュリティを持っている暗号鍵の生成が可能です。乱数(Random Number)とは、完璧に無秩序な数字で、暗号化技術の核心要素です。今までは「疑似乱数」すなわち、コンピュータプログラムで作った擬似乱数を使用しました。しかし、擬似乱数の生成方法はコンピューティング技術が発展することにより乱数の予測や再現が可能になりましたし、ハッキングの危険も高まりました。しかし、量子乱数発生器を導入することにより予測することが難しくなったため、以前に生成された数字と関連されず、どんな方法でも推定が不可能な、完璧な暗号化を構築できるようになりました。

これとともに、生成された鍵を安全な場所に保管できるハードウェアセキュリティモジュール(HSM)が追加されてより安定的な鍵管理も可能です。ハードウェアセキュリティモジュール(Hardware Security Module、HSM)は、物理的な演算装置で、保存されたデータに対する偽・変造を防止できるセキュリティプロセッサーであるが、ここに保存された鍵は、ストレージまたはメモリに保管してきた既存の鍵保管方式より安全で、ハッキングも不可能です。また、物理ハードウェアなしには、利用ができないため高いセキュリティレベルで暗号化構築が可能です。

ペンタセキュリティの最高技術責任者であるDS Kimは、「D’Amo SG-KMSのセキュリティー強化パッケージは、多様化された金融サービスやモノのインターネット(Internet of Things、IoT)のセキュリティ脆弱性に完璧に対応することになろうと期待している。」とし、「D’Amoが韓国1位の暗号プラットフォームであるだけに、鍵管理システムを中心にPOS、SAPのような多様なコンポーネントに対して強力な暗号化を通じたレベルの高いセキュリティを提供する予定。」と述べました。

D’Amoに関するお問い合わせ

E-Mail : japan@pentasecurity.com / TEL : 03-5361-8201