【今のトピック】 ハッキング、コンバーティング、ラーニング(Hacking, Converting, Learning)

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1.第3四半期のための準備が必要!

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"APT Trends report Q2 2017"

8日、セキュリティ会社「カスペルスキー」が平成29年の第2四半期の「APT(知能型の持続的な脅威)トレンドレポート」を発表しました。過去3ヶ月発見されたAPT攻撃に使用されたマルウェアを、言語及び国/地域別で(ロシア語、英語、韓国語、中東、中国など)分析したレポートです。

第1四半期には韓国とロシアの関連したニュースがありました。北朝鮮ハッカーと関連されていると知られている「WannaCry(ワーナー・クライ)」、そしてロシアの既存のAPTツールを含めて、ランサムウェアのように見せかける「NotPetya」及び「ExPetr」が熱いイシューでした。

ですが、今回のレポートで最も注目すべきの部分は「第3四半期の見通し」です。

「NotPetya」と似ているデータを破壊するマルウェアが増える見込みです。特に「シャドウブローカーズ(Shadow Brokers)」などのハッキンググループが、ハッキングツールについての資料の公開を続ける場合、このような脅威がさらに深刻になる可能性が高いです。

完璧な感染予防対策はなくても、少なくともOSのアップデート管理だけでも気をつかうべきです。

 

2.ソーラーパネルもセキュリティが必要!

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Hackers could target electricity grid via solar panel tech 

 

オランダ出身のある研究員がソーラーパネルの装置がハッキングの対象になる危険性が証明されました。

 様々なメーカーのインターネット連結が可能な製品を研究して、直流電気を交流電気電流に転換させてくれるインバータで、合計17個の脆弱性を発見したそうです。ハッキングテストを実施した結果、リモートアクセスに成功し、電気流量の調節も可能だったそうです。このようなハッキング事件が実際に起きたとしたら、他なる場所への安定的な電力伝達も妨害することもできます。

ブラックアウトのような大事故を起こす危険性まではなくても、将来のスマートグリッド(smart grid)の具現のためにも、パネルのセキュリティ性を高める必要があります。

やはりインターネットに連結した瞬間、リスクが多くなります。 この点から見ると、セキュリティ対策を用意された後に、IoT製品をネットワークに連結するのが良いでしょう。

 

 

3. 人工知能(AI)の専門家になるのが容易になる!

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deeplearning.ai:Announcing new Deep Learning courses on Coursera

世界一流の人工知能開発者の一人であるアンドリュー・エン(Andrew Ng)博士が、オンライン教育サービスを提供するサイトである、「コーセラ(Coursera)」を通じて、自分の知識を共有する予定だそうです。

スタンフォード大学(Stanford University)の教授でもあるアンドリュー・エン先生は、2011年にコーセラを共同設立して、初プロジェクトとして機械学習の講義を行いました。この講義は現在、 合計180万人が聞いた講義で、コーセラで最も人気があり、そして好評も得ているそうです。

今回ローンチングされた新しいプロジェクトは、「deeplearning.ai」のドメインを通じて8月8日に公開されました。人工知能の発展の核心技術であるディープラーニングについての講義シリーズも、今年の秋から開始の予定だと発表しました。

このニュースに対した反応はすでに熱いです。人工知能は今後、すべてのIT分野に影響を与える見込みですが、現時点では教育資源も、人材も足りている状況です。アンドリュー・エンの講義で、世界中の人工知能を開発者や関心のある人たちのコミュニティが、さらに拡大されて活発になるのが楽しみですね。