最新の個人情報流出事例と韓国の「個人情報保護法」から、セキュリティ管理者が学ぶべきポイントとは?

デジタル社会において、「個人情報の流出」は非常に致命的な問題です。 個人情報とは自分の身元を証明できる手段であり、その情報が流出すると、場合によっては個人を超えて社会問題にまで発展する可能性があります。 そのため、個人情報の取り扱いには企業…

2023マイナンバー法改正に伴うセキュリティ対策は?企業が実施すべき対策を徹底解説

2022年11月、デジタル庁から発表された「マイナンバー法の改正事項」に基づいて、マイナンバーの利用範囲の拡大が予告されています。マイナンバーカードの申請を求められる機会も増えている中で、企業のセキュリティにはどのような影響があるのでしょうか。…

日本で研究が進む、解読を許さない量子暗号通信

かつて、軍事や外交における秘密情報の秘匿を主目的として開発されてきた暗号。しかし近年では、電子メールやインターネット・バンキング、非接触型ICカードの乗車券やクレジットカードなど一般個人の日々の生活に不可欠なものとなり、日常生活の様々な場面…

拡大する地方自治体のクラウド導入、その裏に潜むセキュリティ課題と対策方法

コロナ過におけるリモートワークの促進に伴い、官民を問わずクラウドサービスへの業務移行および導入が急激に進められています。また2020年にはデジタル・ガバメント実行計画が閣議決定され、デジタル庁主導のもと地方公共団体の基幹業務のクラウド移行が今…

OSS DBクラウドネイティブ時代に求められるOSS DBのセキュリティ対策

システムのクラウドシフトに伴い、オープンソースのデータベース(以後OSS DB)を活用する動きが増えています。従来、データベースといえばOracle Databaseを始めとする商用DBが主流でしたが、OSS DBの性能向上に伴いシェアは大きく変動しています。今では、…

サプライチェーン・セキュリティ・ガイドライン|基本から実施手順まで

企業によるIoT、AI、ビッグデータなどのIT活用が進むと同時に、サイバー攻撃は年々高度化・巧妙化の一途をたどっています。サイバー攻撃により情報流出・インフラ停止などの事態に陥れば、社会的な信用低下を招くだけでなく経営責任や法的責任を追求されるこ…

サイバー攻撃の観点から見る、サプライチェーンのリスクとその対策とは?

調達・製造・販売・消費などの一連の流れを意味する「サプライチェーン」。昨今、そのサプライチェーンの弱点に付け込んだサイバー攻撃が顕在化・多角化しており、企業規模を問わず「サプライチェーンセキュリティ」の対策が急務となっています。 アメリカの…

機密データを安全に保管する方法、「データ暗号化」について徹底解説

コロナパンダミックでオンプレミス環境からクラウド環境へと移行を検討する企業が急速に増加しています。IDC Japanによりますと、2019年~2024年の年間平均成長率は18.6%で推移し、2024年の市場規模は2019年比2.4倍の2兆567億円になると予測しています。パ…

コロナ禍で迎える新局面、医療機関のサイバーセキュリティ対応

これまでの間、多岐にわたって規制対象とされていた遠隔診療ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を発端として、時間的な制限などがあるものの初診における利用が現実のものになるなど、医療のデジタル化を進めるにあたっての状況がよくなっています。その…

ビッグデータを活用したデータビジネス事例と求められるセキュリティ対策

ビッグデータを活用したデータビジネスは、今後も成長が見込まれる市場となっています。強力なアナリティクスにより、これまで見えなかったパターン、顧客の課題など見えなかった事実を見える形にすることが可能になり、企業の課題解決に大きく貢献していま…

改正個人情報保護法との付き合い方、プライバシーを意識したデータ活用

2020年6月、「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律(個人情報保護法)」の改正が公布されました。2022年に施行される改正法のポイントは、個人に関する情報を見たり考えたりする立場での規定が充実している点にありますが、IT部門では現実のも…

OSS DBにおけるデータ本位なセキュリティ・ソリューションの必要性

コストの削減が必要であるとして強く願い求められていることや、デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital transformation)を背景として、オープンソースソフトウェア(OSS:Open Source Software)を効果的に利用する範囲が大きく広がっています。コスト…

DX時代のビジネスに求められる「データセキュリティ」とは

「データは21世紀の石油」という言葉もある通り、現在データの活用においては、現在政府や企業主導で様々な取り組みが行われています。政府や自治体主導では、Society 5.0を実現するための データ利活用型スマートシティ推進、そして情報銀行によるデータ流…

暗号化では不十分、データ自体を守るデータセキュリティ方式が注目される理由とは?

現代の世間の風潮として、サイバー攻撃や内部不正などによって企業の存続を脅かす情報漏洩の被害が様々なところで発生しています。ひと昔前までは、間に何も介さずに直接外部ネットワークに接続していないため危険や危害のリスクがないと考えられていた「デ…

データを守る最後の防衛線、暗号化

データの暗号化は他のITセキュリティ対策と少し異なります。アンチウイルス、Webファイアウォール(WAF)、アカウント管理、アクセス管理などを考えてみたら、殆どが権限のない外部ユーザのITシステムへの侵入を検知したり、遮断することに集中している方法…

世界最大のマルウェアボットネット「Emotet」が日本でも急増中!その攻撃の手口と対策をご紹介

Emotet(エモテット)とはマルウェアの一種です。主に情報の窃取や他のウィルスへの感染のために利用されます。日本でも多くの組織・団体が被害にあったことが話題となりました。2020年7月中旬ごろから再開したEmotetの活動が、2020年9月に入ってさらに活発に…

新しい働き方改革に必要なテレワークを導入するために今考えなければいけないセキュリティ対策とは

10月1日よりヤフーが全社1万人規模の無制限テレワーク制度に踏み切ったことが話題になりました。時代は働く場所を選ばない「新しい働き方」へと確実に切り替わっていっています。一方で、コロナ禍で在宅勤務・テレワークを実施していましたが、すでに取りや…

データの暗号化だけで万全なのか?鍵管理もチェックするべき

近年、企業の情報流出事件が増加し、対応が急がれています。万が一機密情報や顧客の個人情報が流出すれば業務に支障が出るだけでなく、社会的信頼を大きく損なうことになるでしょう。今回はデータ漏えいが起こる原因と共に、データの暗号化に焦点をあてて、…

情報銀行の活性化、鍵になるのは信頼

「データ主権」と呼ばれる「個人のデータに対する権利」が世界的に注目されています。2018年5月25日からEU 一般データ保護規則(GDPR)がヨーロッパに所在する企業に適用されており、日本でも2020年6月5日に個人情報保護法の改正案が参議院で可決されました…

マイナンバー、システムとセキュリティが整備されてこそ光を見る

2016年1月から運用開始されたマイナンバーは、コロナ禍における特別定額給付金など様々な分野で活用されています。また、「マイナポイント事業」という名で、キャッシュレス決済時に予めマイナンバーカードを登録しておけば25%(上限5000円)の還元を受けら…

2020年最新ランサムウェア動向:データを人質に身代金を要求

ランサムウェアをご存知でしょうか?ランサムウェアとは、感染したPCに対して一定の制限をかけ、その制限解除と引き換えに金銭を要求するマルウェアの一種です。2017年に流行した「WannaCry(ワナクライ)」等に代表され、身代金要求型不正プログラムとも呼…

新たに登場した「仮名加工情報」がもたらす未来像

社会のデジタル化がますます進む中、政府もこれに歩調を合わせるべく、IT大手企業への規制を強化する法案を成立させるなど、対策を進めています。その一環として2020年6月5日には、参議院で改正個人情報保護法が成立しました。以前「2020改正個人情報保護法…

IoT機器に対する脅威多発! 必要なセキュリティ要件とは

今、IoTが世の中のあらゆる分野に浸透しています。しかし、これはセキュリティ脅威の拡大を意味するものでもあり、実際IoTの普及に伴って、IoT に対する脅威が数多く報告されています。特にIoT危機の乗っ取り被害とサイバー攻撃の踏み台への悪用は、深刻なサ…

【3分ITキーワード】OSS(オープンソースソフトウェア, Open Source Software)

OSS(オープンソースソフトウェア、Open Source Software)ソースコードが公開されており、だれでも自由に利用・複製・修正できるソフトウェア。 OSSは開発者向けのソフトウェアであり、ソフトウェアを構成しているソースコード(ソフトウェアを開発するためプ…

【3分ITキーワード】スプーフィング攻撃

スプーフィング攻撃(Spoofing Attack) いわゆる「なりすまし」によるサイバー攻撃で、「なりすまし攻撃」とも呼ばれる。特にネットワーク・セキュリティにおいて、 攻撃者や攻撃用プログラムを別の人物やプログラムに見せかけ攻撃する手法。 スプーフィング…

企業機密を守るためのセキュリティ対策

情報システムやインターネットは、企業や組織の運営に欠かせません。一方で現在の企業や組織は、情報システムへの依存による利便性の向上と引き換えに、大きな危険性を抱え持つことになってしまいました。情報システムの停止による損失、顧客情報の漏洩(ろ…

オープンソースデータベース増加中、企業のセキュリティ対策は?

蓄積されるデータ量が加速的に増え続けている中、データベースを管理する企業にとっては情報流出・漏えいが大きな脅威となっています。このようなデータベースはデータベース管理システム(DBMS)を使って管理されますが、 DB-Engineが発表した2020年1月のデ…

進化した技術が新たな脅威に、2020年に向けたセキュリティ対策

セキュリティーベンダーのマカフィーが昨年末に発表した2020年のセキュリティ脅威には、ディープフェイクによる脅威、ランサムウェアによる2段階の攻撃などが発表されています。これらの脅威は今までも度々生じてきましたが、2020年には新技術が用いられ、「…

企業の情報漏えい対策のポイント② 「悪意のないインシデント」を防ぐには

前回は世間を騒がせた個人情報流出事件を元に、安全なハードディスクの処分方法についてお届けしました。そちらの事件は故意の横領、内部犯行でした。情報漏えいに関しては故意であっても過失であっても、企業が負う責任は一緒です。2回目となる今回は、見…

企業の情報漏えい対策のポイント①不要になったハードディスクの処分について

情報漏えいについては度々伝えさせていただいています。しかし同様の流出事故、事件が後をたちません。つい先日も、廃棄ハードディスクから自治体の重要データが流出してしまった事件は「世界最悪級の流出」というセンセーショナルな見出しで取り上げられま…

企業におけるデータベースの活用と安全な運用②セキュリティ対策の基礎となるデータ暗号化

セキュリティ対策の基礎となるデータ暗号化 今回は前回に続いて企業におけるデータベースの活用と安全な運用についてお届けします。第一回目では主にデータベース導入の課題についてまとめ、コスト面や運用管理といった問題をクリアしていくことが浮き彫りに…

企業におけるデータベースの活用と安全な運用①データベース導入のメリットと課題

企業におけるデータベース導入のメリットと課題 現在企業・会社組織において、データベースシステムによってなんらかの機密性のある情報を保持しているのは当たり前になりました。巷では「Oracle」「MySQL」「MariaDB」「PostgreSQL」といった、有償製品から…

クラウド上のデータは安全?そのリスクとセキュリティ対策を徹底分析

クラウド上のデータは安全? リスクとセキュリティ対策を徹底分析 社内資料の管理、従業員や顧客の情報管理などにクラウドサービスを利用することが一般的になりました。クラウド上に保存されるデータの急増に伴い懸念されるのが、そのセキュリティリスクで…

サイバーセキュリティ基本法改正、2020年に向けて取り組むべきセキュリティ対策

サイバーセキュリティ基本法改正に基づく サイバーセキュリティ対策 サイバー攻撃の脅威はグローバルに拡大し被害の深刻さが増しています。インターネットの急速な普及などで日本でもIT化が進展する中で、不正アクセスやコンピュータウィルスなど情報セキュ…

ECビジネスにおける情報漏えいリスクとそのセキュリティ対策①

ECビジネスにおける 情報漏えいリスクとセキュリティ対策 インターネットで日用品から家電、食料品、家具等あらゆるものが気軽に注文できる便利なEC(ネット通販)は私たちの生活に浸透しつつあります。HPを立ち上げたりモールに出店したりすれば、リアルな店…

テレワーク導入時、企業が考慮すべきセキュリティ対策

テレワーク導入時、 企業が考慮すべきセキュリティ対策 近年「働き方改革」が推進され、そのための手法としてテレワーク(リモートワーク)が注目を集めています。働く場所や時間にとらわれずに、自宅やリモートオフィスから自由に社内サーバ等にアクセスし…

個人情報流出事件まとめ①、情報漏えいによるリスクと対策とは?

個人情報流出事件まとめ、 情報漏えいによるリスクと対策とは? 様々なサービスがオンライン化され、スマートフォンの世帯保有率も75.1%となるなど、多くの人がインターネットを生活の一部として利用しています。一方、インターネットサービス利用者の金銭や…

「改正個人情報保護法」から見るデータ暗号化の必要性と情報漏洩対策

改正個人情報保護法から見た データ暗号化の必要性と情報漏洩対策 近頃、携帯端末を通して個人情報は医療、金融口座情報などを利用することが一般的になっています。そうした情報は外部に流出してしまうと、大きな問題を引き起こし、企業には法的な罰則の他…

PCI DSS未対応は罰則やペナルティーも!?認証取得の方法や対応プロセスについて徹底解説

前回は、PCI DSS(PCIデータセキュリティスタンダード、Payment Card Industry Data Security Standard)が策定された背景や目的、その要件や範囲についてお伝えしました。 *参考: bit.ly カード情報を取り扱う事業者は、改正割賦販売法によって「カード情報…

クレジットカード決済の安全性に準拠している?グローバルセキュリティ基準PCI DSSとは  

クレジットカード決済の安全性に準拠している? グローバルセキュリティ基準PCI DSSとは 昨今キャッシュレス化は急速に普及しています。中でも、クレジットカード決済は世界中で最も普及している決済方法といえます。日本においても2020年の東京オリンピック…

無防備なネット接続がハッカーに狙われる?!Wi-Fiセキュリティの対策とは?

無防備なネット接続がハッカーに狙われる?! Wi-Fiセキュリティの対策とは? 現在、無線LAN(Wi-Fi)は広く普及されています。スマートフォンやタブレットなどをビジネスツールとして持ち歩くビジネスマンも多く、接続に対してのセキュリティが甘いと重要な…

情報漏洩を防ぐ最後の砦、なぜデータベースの暗号化が重要なのか。

情報漏洩を防ぐ最後の砦、 なぜデータベースの暗号化が重要なのか。 今は膨大な顧客データがデータベース化されて、自社またはクラウド上のデータベースサーバに情報を溜め込んでいる企業も数多くあります。その中でどれだけの企業が、データベース上の個人情…

超スマート社会の始まりは、クレジット取引から

今日の日本社会は、大きな変化に直面している。高度化された情報社会、「超スマート社会」への変化だ。 これは、政府が積極的に推進している公的制度と政策のためにでも避けられない変化に見える。しかし、その変化に対して、不安を話したり政策推進の理由を…

JTB個人情報漏えい事故、データを守るのは暗号化

ジェイティービー(JTB)から約793万人の個人情報の流出が疑われる事故が発生した。事故の経緯は以下の通りである JTB個人情報漏えい事故の経緯 2016年3月15日、旅行商品のインターネット販売を行う子会社であるi.JTBに問題のメールが送られてきた。約250人…

ファイル暗号化 VS データ暗号化

暗号化セールス現場は、苦しい戦場である。暗号化製品の紹介に先立って、「ITとは一体何か?」の講義から始めなければならない困惑した状況ももう大分慣れてきたが、相変わらず大変なことで、古代ギリシャから今日に至る「暗号の歴史」を聞かせてほしいという…

ペーパーレス時代の金庫、暗号化

ペーパーレス時代の金庫、暗号化 セールスは難しい。 海外セールスは国ごとに異なる文化のため、さらに難しい。 時と場所によって地位の高い人が座る上座の位置など礼儀の形式が国ごとに異なり、さらに、会った時に握手する方法や酒席でグラスの飲み物がどれ…

企業経営を脅かすITセキュリティ。答えは、実用主義暗号化

企業経営において最も大きなリスクは、伝統的にいつも「経済の不確実性」だった。しかし、最近「ITセキュリティのリスク」が話題になり、企業経営において最も大きなリスクとして1位と挙げられるようになった。経営の一線もこのようなリスクに対し、不安を訴…

実用主義企業セキュリティの3要素

この前、「経営層が知っておくべきセキュリティ――対策は実用主義暗号化で」を投稿した後、このような質問を受けた。 「実用的セキュリティとは何か?実用的に保護するためには、何をしなければならないか?」 「何から始めて、どんな技術で、どのように設計し…

セキュリティ脅威にはアクセス制御より暗号化が効果的だ。

データベースのセキュリティにおいて「暗号化」と「アクセス制御」はどちらがさらに重要であろうかを常に熾烈に競争してきた。 この二つは、セキュリティに対するアプローチからお互い明確に違って、長所と短所もそれぞれ違うのでユーザたちを悩ませた。 そ…

オープンソースDB、エンジンレベル、カラム暗号化、トータルソリューション

データ暗号化・Webセキュリティ専門企業ペンタセキュリティで作成するコラムです。今回のテーマは、オープンソースDB、エンジンレベル、カラム暗号化の要素を満足させるトータルソリューションを紹介しています。オープンソースDBのデータ暗号化に最も重要な…