【Pくんが教えるWAF】 日常生活で発生しやすい7つのハッキングについて

 

f:id:PentaSecurity:20170703161305j:plain

 

 日常生活で発生しやすい7つのハッキングについて

 

過去、未来のハッキングは私たちが楽しんでいた映画や書籍からよく見かけるものでした。しかし、それは今、現実そのものになってしまいました。私たちは日常生活の中でもハッキングの脅威を感じていて、ウェブ攻撃は増加し、ハッキングをテーマとしたテレビプログラムも多くなりました。今は、毎日サイバー攻撃の深刻性を感じるくらいです。

 

今日のテーマは、日常生活で発生しやすい7つのハッキングです。簡単に言うと、インターネットに接続されたデバイスであれば誰でもハッキングされる可能性があるということです。しかし残念ながら、私たちはまだその事実を分かっていません。考えてみれば、これは本当に恐ろしいことです。それでは、今から日常生活の中で発生しやすい7つのハッキングについて一つずつ見てみましょう。

 

1.自動車

去年の夏、イギリスのマガジン「Wired」社が不思議で恐ろしいビデオをアップロードしました。それは、ハッカーの二人組が16キロ離れたところでジープチェロキー車両をハッキングする映像でした。彼らのMacBookでワンクリックすることで、全てのコントロールにアクセスしてしまったのです。エアコン、ラジオ、ハンドル、そして最も恐ろしいブレーキ–さえ不上アクセスを受けてしまいました。攻撃を受けたこの車両は、道路近くの排水路にぶつけ車両を止めることになりました。自動車会社は「コネクティッドカー」システムのためにインターネットにアクセスしただけでしたが、これはもはやマウスのワンクリック一つでセキュリティに脆弱性が発生する結果になってしまいました。

 

2.ベビモニタ(Baby Monitor)

IoT基盤で連結されるデバイスが日々増加し、パンドラの箱も同時に開けられたと考えられます。今は脆弱性がどれだけ頻繁に起きるのか理解することができます。特に、今年、人々を散々驚かせたのは、ベビーモニターもハッキングが可能ということです。BBCは、非常に基本的なハッキング方法だけでもベビーモニターにアクセスできることを明らかにしました。このようなサイバー攻撃は、ベビーモニターにある監視技術を活用して、外部コンピュータまたはモバイルアプリケーションを通じてライブストリームビデオを見ることができます。消費者たちがプライバシーについて心配することも、これで理解できます。ベビーモニタ―の目標は、「赤ちゃんの安全」のためですが、ハッカーがアクセスできるとするなら、その使用価値はどこにあるのでしょうか。

 

3.おもちゃ

2015年、イギリスに「マイフレンド・カイラ(My Friend Cayla)」という大人気のぬいぐるみがありました。しかし、このおもちゃの人形に不正アクセスが可能という事が明らかになりました。「マイフレンド・カイラ」はインターネットが連結されている人形で、音声認識とグーグルの翻訳技術で子供たちとコミュニケーションすることができます。しかし、すべてのインターネット連結デバイスと同じく、人形がハッキングされることで悪口を言うようにプログラミングされてしまいました。その事実を知った人形会社は、速やかにセキュリティのパッチアップデートを直ちに提供し、消費者から商品不満足に関する不評はありませんでした。

 

 

4.療デバイス

皆さんは、メディカル・マネキンについてお聞きしたことがありますか。メディカル・マネキンである「iStan」は、人の心血管や呼吸器官、神経システムの真似をして、医療に関する研究に役立てるように、米国のサウスアラバマ大学のリサーチチームが開発したものです。しかし、無線ハッキングでマネキンの電子フェイスメーカーを停止させ、iStanが「死亡」しまいました。次々とDoS(Denial of Service)攻撃をとり、マネキンをコントロールしました。もちろん、メディカル・マネキンは生きている人間ではありませんが、医療産業の秘密であった脆弱性が公開されることになったのです。

 

5.セキュリティカメラ

最近のハッカーたちは、監視カメラを通じてボトネットを攻撃し、巨大なDDoS攻撃を行っていました。監視カメラは、外部からのコントロールが可能で、すでにIoTデバイスとして区別されています。これは、ハッカーたちに無断アクセスができるようにしてカメラのコントロールを可能にすることです。そして、当然ハッカーたちはこれを利用して900個の監視カメラにマルウエアを設置し、ボトネットを通じて人気が多い数百万人が活用しているクラウドサービスをハッキングしました。結論を出すと、インターネットに接続した途端、ハッカーが接続をすることができるということです。

 

6.監獄のドア

六番目は「監獄のドア」です。本当に恐ろしい事実ですが、数年前、米国のフロリダにある、警備が最も厳しい刑務所でドアが自動的に開かれ、短い間、服役者が脱出することがありました。その時間に合わせ服役者達は、待機していて、その短時間の間、ライバル組織や敵を暴行したことがありました。刑務所の中はまさに混乱そのものでした。この事件を通じて、もしハッカーたちが外部でコントロールするのではないかという推測が出ました。監獄にあるドアは全部、コンピュータを通じて無線コントロールができ、危険な服役者を監禁しているので、いくつかの刑務所が世界で最も内・外部的サイバー攻撃に脆弱な施設だといえます。

 

7.あなたの脳・・・?

最後である7番目は・・・これは「モノ」ではありません。しかし、これは日常生活の中で使っているものです。これは、外部攻撃を受けることはできませんが、最近「バイオハッキング(biohacking)」または本人の体をハッキングすることが流行っています。例えば、2014年の科学者たちは、脳を電気衝撃で成功的に「ハッキング」し、記憶力、集中力、精力を向上させました。認知症または憂鬱症を治療することができるのなら、これは未来の医学的な発見だと言えるでしょうが…。

 

ご覧のように、ハッキングはもう私たちの日常生活の中で自然に発生することです。今は、ある専門家の研究室でもなく、国家の情報局もない、私たちの生活用品がハッキングされるということです。一体これはどうすればいいのでしょうか。答えは一つ、私たちが自らその方法を探さなければなりません。一体どうすれば、サイバーセキュリティを通して信頼性の高い社会で生活することができるのでしょうか。