【特集】 Q&Aで分かるコネクティッドカーのすべて

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[特集]

Q&Aで分かる

コネクティッドカーのすべて

 

運転席で一眠りして起きたら。自動車が自ら運転して、目的地まで送ってくれる場面をニュースなどで見たことがありますか?こういう話は今はもう映画の中の話だけではなく、現実です。コネクティッドカーあるいは自律走行車がそれです。世界有数の自動車会社とIT会社がスマートな自動車をリリースしており、映画の中で見たのが現実になっていて、みんなが驚いています。

しかし、もし、ハッカーらが自律走行車を攻撃すれば、恐ろしい事故が起こる恐れもあります。それで、今回は近未来に商用化される自律走行車、コネクティッドカーをテーマにして紹介と共に、セキュリティの重要性、二重三重のセキュリティシステムなどについて質問して、お答えします。

 

* コネクティッドカーとは?

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Q.コネクテッドカーと自律走行車はどう分されますか。

基本的にコネクティッドカーと言えば、自動車に高度化されたネットワークがつながって、ネットワークを通じて各種の安全と便宜装置が実装されたものと見られます。最近は、人工知能(AI)やビッグデータのようなソフトウェア的な技術を結合している傾向です。

一般的にどのようなサビスを提供するかによって、名が少し異なり、商用化の範も少しずつ違います。 

コネクティッドカーは、簡単に説明すると、スマートフォンを自動車と連結してネットワークで連結することができ、V2X(Vehicle to Everything、車車間・路車間通信)というのがあり、車両間または車両が道路からネットワークを通じて、情報を受け取ったりすることができるよう、現在までに議論されている技術です。

一方、自律走行車は、車が自ら周辺の環境を認知して経路を生成し、その経路を走行しますが、現在まで商用化された自立走行車は、部分自律走行車が主流をなしています。高速道路で一つの車線を自律走行するのが、現在の技術レベルです。

 

Q. コネクティッドカーと自律走行車の商用化はどの地点までなっているのですか。

2025年が自律走行車の実際の事業化の時期になるだろうと専門家たちは展望していて、その翌年の2026年にはアメリカの高速道路で通う自律走行車両が10%になるだろうと予測しています。

同時に、自律走行車の前提となるコネクティッドカーの発展が裏付けられなければなりません。これからは信号や道路で情報を受けたり(V2I)、前で走っていた車両から事故が起こったら、後ろの車に事故情報を伝達する(V2V)サービスも義務化するなど変化があるはずです。

 

Q. コネクティッドカーと自律走行車は結局ネットワクに接されなければならないという意味ですね。しかし、ネットワクに連結されたら、結局はハッキングの象になる可能性があるということですか。

2015年にコネクティッドカー業界に分岐点になった事件がありました。2人のホワイトハッカーが実際に販売されていた車両をハッキングした事件でしたが、この事件が有名になった理由は以前までは自動車をハッキングするためには車に直接入って、物理的にアプローチをしてこそ可能でした。しかし、その事件では、車の外からリモートコントロールをしてハッキングに成功したため、コネクティッドカー業界では大騒ぎになりました。

実際販売されていた車両がハッキングされることをみて、当時その映像を見た人々は大きな衝撃を受けました。動画を見れば、手が触れなかったのにボリュームが大きくなったり、ナビゲーション画面が他の画面で変わったり、ワイパーやブレーキ、エクセルなどを勝手に調整されたりします。運転者は慌てる様子がありありと見えます。

 

wired.jp

(参考:走行中のクルマ乗っ取りに成功:「コネクテッドカー」のバグ)

 

こんなにホワイトハッカーたちが自律走行車に対して警鐘を鳴らすため、こうした実験を続けてハッキング成功映像をインターネット上にアップロードしたので、人々はコネクティッドカーや自律走行車が不思議ではいえ、気軽に使うことができるか、安全なのかなどを心配するようになりました。

 

Q. セキュリティ業界にも話題になったと思われますが、門家らはコネクテッドカーセキュリティにして、どのような方案を究していますか?

自動車セキュリティは、物理的なセキュリティ問題もあり、ITセキュリティも複合されていて、各企業一つの努力だけで解決できるものではありません。自動車が連結されところに該当するセキュリティについてきめ細かく研究しなければならず、協力しなければならないというのが代表的な反応です。

現在、自動車がとても急速に変化していて、特に自動車が無線インターネットに接続され、サービスプラットフォームに拡張されることを考慮しています。このような部分は、自動車OEMと呼ばれる自動車製造会社が最も深く考えて、悩んで準備をしているのですが、実際は多くの部品メーカーだけでなく、自動車内部に含むコンピューターやソフトウェアを専門的に開発した会社がたくさんあります。この会社が全般的に協力して、1つの完成された自動車を作るために多様な要素でセキュリティを考慮することが重要です。

 

Q.「自動車社、部品社、コンピュタ会社、ソフトウェア会社、インタネットサビス社が一に協力しなければならない。」というわけですね。しかし、では簡単でなさそうですが、今はどんな況ですか

韓国の場合、2015年産業通商資源部で未来自動車産業の競争力を強化するという目的で自動車製造会社、電子会社、通信会社、インターネットサービス会社などが集まって「自動車融合アライアンス」を発足しました。現在は、60個以上の企業が参加しています。

また、自律走行車が安全に発展するためには精密地図などのデータ構築が至急ですが、これと関連して「公共データ新産業専門委員会会議」も定期的に行われ、自律走行車に関連された政府機関と専門家、関連民間企業が集まって、協力を図る努力もあります。データをどうやって集め、どんな形で産業発展に使われるのかなどについて話し合う有意味なフォーラムです。

 

Q. 多くの分野で協力が進んでいますね。以外にさらに協力が調しなければならない分野はありますか。

自動車を作る製造会社は、他の産業より安全を敏感に考えて、熱心に開発をしています。しかし、一つのコネクティッドカーに入る部品を作る会社はこれまで自動車製造会社に比べて相対的に情報セキュリティやハッキングに対して完備することが難しかったです。

実際にコネクティッドカーをハッキングしてみたホワイトハッカーの言葉によると、自動車の中のマップ、ナビゲーション、SIMカードなど思いもしなかった部品を通じてハッキングができると言います。これは、それぞれ部品メーカーがこれまで一般車両では気を使うことができなかったセキュリティを新たに気にして、製品を作らなければならないという意味です。

特に、コネクティッドカーのハッキング、あるいは自律走行車のハッキングに密接して連結される可能性があるセンサー、通信などと関連している部品を作る会社は今よりもっとセキュリティを敏感に考えなければなりません。

製造会社がいくら独自にセキュリティに気を使うとしても十分ではなく、各部品メーカーが全体的なコネクテッドカーセキュリティのトレンドについて協力してこそ効果的にコネクティッドカーの発展に対応できるはずです。

 

Q. では、未来自動車で消費者たちが関心を持つべきところはどこでしょうか。

スマートフォンが私たちが予想していないうちにぱっと我々の日常生活を変えてしまったように、該当産業も急速に変わりつつあるので、もうすぐ私たちの生活も大きく変わってくると思います。

それで私たちも運転者の立場で、このようなことに興味を持って、自動車のセキュリティについて消費者が積極的な意見を与えるのがこの産業が正しく進むように手助けするもう一つの方法になるはずです。

 

 

ペンタセキュリティが提供しているコネクティッドカーセキュリティ関連のコラムは以下のリンクをご参考ください。

 

1.今訪れるIoT時代、コネクティッドカーセキュリティは? - ペンタPRO

2.  2017年自動車サイバーセキュリティの現状 - ペンタPRO

3.総務省、「Connected Car社会の実現に向けた研究会の検討結果取りまとめ」を公表