【3分ITキーワード】ジャーナリングファイルシステム(Journaling file system)

f:id:PentaSecurity:20171018132933p:plain

 

ジャーナリングファイルシステム

(Journaling file system) 

 

ファイルシステム(ディスク)に使用者が作業した変更事項を反映する前に、ジャーナル(ファイルシステム内に保存された円形ログ)内に生成される変更事項を追跡するシステムです。

 

使用者がシステムを利用する時、ファイルやディレクトリの修正、削除、保存など変更作業がよく行われますが、使用者が「作成」する途中、電源供給及びシステム問題などでシステムエラーが発生し、故障が出るようになったら、バックアップがないまま、既存行っていた作業まで損失される可能性が大きいです。

 

このような不便さを解決してくれるものがこのジャーナリングファイルシステムなんです。ジャーナリングファイルシステムとは、使用者が作業したデータを既存のハードディスクではないハードディスク内で、ジャーナリングシステムのための別途の領域に保存することになります。 (初期システムの設定の際に、ジャーナリングシステムに向けたパーティション割り当てが必要です。)そして、システムが故障しても、ジャーナリングファイルシステムには影響を及ぼさないようになり復旧ができます。

 

代表的には、Mac OS Xの「タイムマシン」という機能があります。

 

まずMac OS Xは、ジャーナリングシステムを基本的に支援し、ジャーナリングシステムを利用した「タイムマシン」アプリケーションが基本的に設置されているので、「自動的にバックアップ」機能を利用すれば、問題発生時「タイムマシン」のアプリケーションを利用して問題なく復旧できます。

 

また、バックアップ時にデータ全体をバックアップするのではなく、既存のデータで変更された部分だけを追跡をして、データをバックアップするため、バックアップ時間、ファイルサイズの問題も大きな問題にはなりません。

 

出典: ウィキペディア

 

f:id:PentaSecurity:20170706174005p:plain