ペンタセキュリティ、 OECD国際交通フォーラム(ITF)「交通安全ハイレベル会合」に参加

情報セキュリティ企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳・貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人)は、令和2年2月19日、スウェーデン・ストックホルムで開催された国際交通フォーラム(以下ITF、International Transport Forum)主催の「交通安全ハイレベル会合 (Ministerial Conference on Road Safety)」に参加し、未来のクルマ社会に向けた韓国の技術開発の現状を紹介し、自動車セキュリティについて発表した。

[펜타시큐리티] 이석우 사장
<ペンタセキュリティ李 錫雨社長、左から3人目>

ITFは経済協力開発機構(OECD)傘下の世界59ヵ国の加盟国の交通大臣、交通関連企業のCEOなどが集まり、自動運転技術、環境汚染、交通ネットワークの確立など、戦略的に重要なテーマを取り上げ、交通政策に関する方向性を打ち出す国際枠組みである。今回の「交通安全ハイレベル会合」は未来の自動車環境における新たな脅威となったセキュリティ問題などについて議論しながら対策を講じるために開かれた。

ITFの企業協力理事会(CPB、Corporate Partnership Board)に会員企業として所属しているペンタセキュリティの李 錫雨(リ・ソグ)社長はフォード(FORD)、トヨタ(TOYOTA)、ウーバー(Uber)、グーグル(Google)等、会員企業の代表たちと政策会議に参加し、未来のクルマ社会に向けた韓国の技術開発の現状を紹介した。また、△未来の自動車環境でのSecurity First、Then Connect(セキュリティから始まる。そしてつなぐ)に基づいた政策の必要性△複数の技術の組み合わせることでなく、ホールシステム・アプローチ(Whole System Approach)の必要性△自動車セキュリティに関する具体的な規制の必要性などについて発表した。

ペンタセキュリティは2007年から自動車セキュリティ研究に取り組み、2015年に自動車セキュリティソリューション「AutoCrypt(アウトクリプト)」を開発した。現在、車両間、車両とインフラ間の安全な通信のための認証・暗号化を提供するV2X(Vehicle-to-Everything)、安全な電気自動車セキュリティのためのV2G(Vehicle-to-Grid)、自動車通信プロトコルに最適化した車両用ファイアウォールのAFW(Advanced Firewall)など、自動車全般におけるセキュリティソリューションを提供している。昨年11月には自動車セキュリティソリューション部門を分社化し「AUTOCYRPT」を設立した。

ペンタセキュリティの李 錫雨社長は「未来の自動車環境では自動車が一つのネットワークを通して様々なインフラとつながることになる。だからこそ、自動車に対するセキュリティに加え、自動車を取り巻く交通システムも含めた包括的な観点から政策を立てていく必要がある」とし、「ペンタセキュリティとAUTOCRYPTは、世界有数のモビリティ企業と協力し合って、未来のクルマ社会に向けた安全な交通環境の構築に貢献していきたい。」と述べた。