ペンタセキュリティ、ファイル暗号化ソリューション「D.AMO KE」の Linux版を提供開始
情報セキュリティ企業のペンタセキュリティ株式会社(本社:韓国ソウル、日本法人 代表取締役社長:陳 貞喜、以下ペンタセキュリティ)は、データ暗号化プラットフォームの「D.AMO(ディアモ)」のモジュールとして、Linuxサーバー上のファイルをKernel方式で暗号化する「D.AMO KE-LNX」の提供を開始します。
■D.AMO KE-LNX 提供の背景
近年、日本企業はランサムウェアなどのサイバー攻撃の標的となっており、機密情報や個人情報の漏えいリスクが高まっています。このため、国のガイドラインや法規制においても、データを守るための最終手段として暗号化の導入が必須の対策となっています。また、外部からの攻撃だけでなく、内部不正にも対応しなくてはなりません。
ペンタセキュリティは、これまでWindowsサーバー向けのファイル暗号化ソリューション(D.AMO KE-WIN)を提供し、企業のデータ保護を支援してまいりました。このたび、基幹システムや大規模データベース基盤でのLinux OSの利用が拡大していることを鑑み、D.AMO KE のラインナップを拡充し、Linuxサーバー対応の「D.AMO KE-LNX」を新たにリリースいたします。これにより、OSを問わず(WindowsおよびLinuxに対応)フォルダ/ディレクトリ単位のファイル暗号化と厳格なアクセス制御、ログ監査まで提供することで、あらゆる脅威から顧客の重要なデータ資産を包括的に保護します。
■D.AMO KEの主な機能とメリット
D.AMO KEは、サーバー側で個人情報や機密情報を含むファイル、データベースファイルなどをフォルダ/ディレクトリ単位でファイル形式を問わず暗号化して、安全に保存・管理できる製品で、Windowsサーバー向けの「D.AMO KE-WIN」、Linuxサーバー向けの「D.AMO KE-LNX」の2種類があります。ワンクリックで簡単にセットアップでき、暗号化による性能劣化を最小限に抑えて運用できるのが特長です。また、非管理者のアクセスを遮断するため、HDDの盗難・紛失時のデータ漏えい事故やランサムウェアによる被害を効果的に防ぐことができます。
1.ディレクトリ単位のファイル暗号化
重要情報を含むさまざまな種類のファイルを、ディレクトリごと暗号化対象に指定することで、自動で暗号化および復号することができます。
2.プロセス単位でのアクセス制御
暗号化ディレクトリに対し、セキュリティ管理者が指定したユーザー、ユーザーグループ、およびプロセスだけがアクセスできるように制御します。
3.ログ監査
3つのログ(マイグレーションログ、アクセスログ、ポリシーログ)を提供することにより、セキュリティ管理者がより安全に運用できるようサポートします。
■製品概要
製品名:D.AMO KE-LNX
提供開始日:2025年10月15日
URL:https://www.pentasecurity.co.jp/damo-ke/