【セキュリティレポート】最新web脆弱性解析レポート2018年第4四半期

 

f:id:PentaSecurity:20190121102928p:plain

最新web脆弱性解析レポート

2018年第4四半期

 

 

2018年10月から12月まで公開されたExploit‐DBの脆弱性報告件数は、188件でした。
最も多くの脆弱性が公開された攻撃はSQLインジェクション(SQL Injection)です。また、多数の脆弱性が公開されたソフトウェアは、DomainMOD、Webiness Inventoryで、各7個、3個の脆弱性が公開されました。その中で最も多い脆弱性が公開されたDomainMODソフトウェアで修行された攻撃はクロスサイトスクリプティング(Cross-Site Scripting)で、この攻撃はユーザに意図しない攻撃を修行させたり、クッキーやセッショントークンなどの敏感な情報を奪取することが可能です。特に公開されたDomainMODでは、Assets/add/registar accounts.php ファイルやUser/Profile/Display Nameなどの同じFieldを利用した脆弱性が発見されました。クロスサイトスクリプティング(Cross-Site Scripting)攻撃は、ウイルスの配布、ユーザセッション情報の奪取、CSRF攻撃などの2次、3次被害に繋がる可能性があるので、注意が必要です。
脆弱性を予防するためには、最新パッチやセキュアコーディングがお薦めです。しかし、完璧なセキュアコーディングが不可能なため、持続的なセキュリティのためにはウェブアプリケーションファイアウォールを活用した深層防御(Defense indepth)の具現を考慮しなければなりません。

 

 

 2.詳細

(1)月脆弱性件数

 f:id:PentaSecurity:20190121103610p:plain

(2)脆弱性別件数

  • SQL Injection : 114件
  • Cross-Site Scripting :39件
  • File Upload:27件
  • Directory Traversal:3件
  • Remote Code Execution:2件
  • Command Injection:1件
  • Stealth Commanding:1件
  • Authentication Bypass:1件
  • 合計:188

 

(3)攻撃危険度および難易度別件数

 

  • 危険度別件数

f:id:PentaSecurity:20190121102147p:plain

  

危険度 件数 割合
早急対応要 6 3.19%
27 14.36%
155 82.45%
合計 188 100.00%

 

  • 難易度別件数

 

f:id:PentaSecurity:20190121142305p:plain

 

難易度 件数 割合
3 1.60%
35 18.62%
150 79.79%
合計 188 100.00%

 

 

 ソフトウェア別脆弱性発生件数および各攻撃に関する詳細情報は、下のリンクからご確認できます。 

≫≫≫ Download : 

2018年第4四半期月Web脆弱性レポート(PDF/1MB)

 

各種レポートのダウンロードはこちら≫

f:id:PentaSecurity:20180220104016p:plain