マルチクラウドを導入すべき理由とそのセキュリティリスクについて解説

 オンライン学習、在宅勤務、利用率が急増したオンラインショッピングや配達など、コロナの発症以降、日常生活全般において非対面方式が採用されつつあります。突然の変化にも人々は次第にこの非対面生活を新常態として受け止めており、快適な非対面生活のためのデジタル化も速やかに行われています。 今回は、非対面社会を裏付けている重大な役割を担うクラウド(Cloud)のなかでも一層進化した機能を持つマルチクラウドに…

拡大を続けるEC市場で参入のため必要となるセキュリティ対策とは?

経済産業省が2020年7月に公表したEC市場調査レポート「令和元年度内外一体の経済成長戦略構築にかかる国際経済調査事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、2019年のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)が年間10兆円を超えました。国内のEC市場は成長を続けており、市場規模は過去5年で約1.5倍に拡大しています。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、EC事業への新規参入や、ECの本格…

CES 2021、注目を集めたIoT技術とIoTセキュリティ

  “未来がどう変わるか知りたいなら、CESで探って見よう”と言われるくらい、先端技術が一ヵ所に集まっている世界最大規模のIT・家電展示会 CES (International Consumer Electronics Show) 。今後10年以内に到来するIT世界の主流技術を見られる今回のCES展示会は、コロナの拡散状況を考慮し、1月11日~1月14日間オンライン方式で行われました。今回は、今年…

Web会議システムのセキュリティに注目!ZoomやSkypeを安全に使いこなすためには

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による都市封鎖や外出自粛の影響により、多くの企業においてはリモートワークやテレワークが必要不可欠なものとなりました。そのためWeb会議システムの需要が一気に高まりました。Web会議システムは企業と従業員の間をつなぐコミュニケーションツールの他、商談や面接にも積極的に活用されています。また教育現場でもオンライン授業のツールとして取り入れられてきまし…

インテリジェント型 WAF「WAPPLES」 White Paper 発刊

   IT環境が急激に変化するにつれ、Webアプリケーションに対する新・変種の攻撃は益々増加しています。まさに、今までより一層進化したWebセキュリティ対策が求められる時点です。 1997年創立以来、ペンタセキュリティは高度化するWeb攻撃に素早く対応できる最も安全で効果的なWebセキュルティ対策を研究・開発し続けております。多くの企業様のWebサイトセキュリティにおけるお悩み・課題に向き合ってき…

【3分ITキーワード】 フレームワークとライブラリの違いは?

  フレームワーク : Webアプリケーションを開発する際、枠組みとして機能する開発ツール ライブラリ : Webアプリケーション開発する際、簡単に活用できるコードの集まり   フレームワークとライブラリを自動車に例えると、自動車の仕組みがフレームワークであり、ヘッドライト、ナビゲーション、タイヤ等の部分的な要素がライブラリだと言えます。   フレームワークとライブラリはWebアプリケーションの開…

急増するネットショップ 詐欺!万が一被害に遭ってしまった場合の対処法

  インターネットショッピングが以前にも増して普及する中で、詐欺サイトやフィッシングサイトによる被害総額も比例するように毎年多額にのぼっています。インターネットが普及し始めた頃から問題となっているオンラインでの詐欺は手口がどんどんと巧妙化されていて、どれだけ注意喚起されても未だに被害が無くなりません。ネット通販詐欺とは、有名ブランドを装ったサイトに誘導し偽物や粗悪品を送ったり、お金を支払ったにもか…

【3分ITキーワード】 SASE (Secure Access Service Edge、サシー)

SASE (Secure Access Service Edge) : WAN (Wide Area Network)とネットワークセキュリティ技術を融合したクラウド基盤セキュリティ技術   SASE(Secure Access Service Edge サシー)とは、2019年Gartnerによって定義された概念で、クラウド環境上の新たなネットワークセキュリティ技術のことです。簡単に説明しますと…

ランサムウェアによるサイバー攻撃の急増!データを人質に高額な身代金を支払う羽目にならないための対策とは?

2020年11月26日、NISC(内閣サイバーセキュリティセンター)から、『ランサムウェアによるサイバー攻撃について【注意喚起】』が公開されました。ランサムウェアとは、2017年に流行した「WannaCry(ワナクライ)」等に代表される身代金要求型不正プログラムのことで、感染したPCに対して一定の制限をかけて、その制限解除と引き換えに金銭を要求するマルウェアの一種です。 今年に入り、特に企業をター…

世界最大のマルウェアボットネット「Emotet」が日本でも急増中!その攻撃の手口と対策をご紹介

Emotet(エモテット)とはマルウェアの一種です。主に情報の窃取や他のウィルスへの感染のために利用されます。日本でも多くの組織・団体が被害にあったことが話題となりました。2020年7月中旬ごろから再開したEmotetの活動が、2020年9月に入ってさらに活発になり、攻撃メールの配信量が急増しています。今回は急増しつつあるEmotetの観測状況と攻撃の手口と対策をご紹介します。   急増するEmo…

【3分ITキーワード】パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いを簡単説明

  パブリッククラウド:クラウドサービス・プロバイダーが個人ユーザや企業向けにインとネット経由でコンピューティングリソースを提供するサービスのこと。 プライベートクラウド:企業・組織が自社専用でクラウド環境を構築し、内部でコンピューティングリソースを運用するサービスのこと。   まずは、クラウドコンピューティングという概念について説明して行きたいと思います。米国商務省の配下にある国立標準技術研究所…

2020年第3四半期、Web脆弱性のトレンドレポート公開!

2020年第3四半期のWeb脆弱性トレンドは、全体的に第1四半期に比べ減少傾向にありました。 インフォグラフィックにて、第3四半期のWeb脆弱性トレンドをご確認ください。 なお、EDB/CVE-Reportの詳細は、こちらから確認いただけます。        

新型コロナに関係したサイバー犯罪が増加!警察庁が2020年上半期におけるサイバー空間の脅威情勢を発表

  警察庁は10月1日、2020年上半期におけるサイバー空間の脅威情勢について発表しました。それによると、警察によるサイバー犯罪の検挙件数は、年間の検挙件数が最多となった前年の同期と同水準となっていて、サイバー空間における脅威は、引き続き深刻な情勢にあると警告されています。特に注視されるのが、新型コロナウイルス感染症の発生に乗じたものが608件に上ったことです。今回は今最も警戒すべきサイバー犯罪の…

新型コロナの流行の中サーバダウンを狙うDDoS攻撃が3倍増!WAFはその脅威を防ぐことが可能なのか?

コロナの外出自粛で需要の伸びたサービスがDDoS攻撃の標的にさらされているという調査レポートが先日セキュリティソフトベンダーのカスペルキーより公開されました。今回は急激に増加しているDDoS攻撃の背景や、被害事例、そしてその対策にWAFが有効なのかどうか検証していきたいと思います。   前年比300%超となったDDoS攻撃の背景 カスペルキーの調査によると、2020年第2四半期のDDoS攻撃に関す…

ネット上のゾンビ、悪性ボットを遮断する方法とは?

「ゾンビ」という言葉に、どのようなイメージを思い浮かばれますか。映画では油断している主人公の後ろから現れたり、群れを作って襲ってくる姿がよく登場します。また、意思を自分で操れなかったり、あるいは意思自体を持たない形で描かれることが多いです。無論現実には存在しない加工の存在ですが、実は現実にもゾンビと同じようなものが存在します。インターネット上の「ボット」です。   善悪両面を兼ね持つボット 「ボッ…

「〇〇Pay」サービスから被害多発!「ゼロトラスト」に基づいた二段階認証が答えだ

先週もお伝えした「ドコモ口座」不正被害の影響が広がっています。被害にあった金融機関のひとつ、ゆうちょ銀行は9月16日に記者会見を行い、代表執行役副社長の田中進氏が「これまで決済サービス事業者に二要素認証の導入をお願いしていたが合意にいたらなかった。今後早急に導入して対策としたい」と発表しました。ゆうちょ銀行はドコモ口座(d払い)だけでなく、PayPay、LINE Pay、メルペイ、PayPalとい…

被害続出!「ドコモ口座」不正被害の問題と原因に迫る

9月8日、NTTドコモの電子マネーサービス『ドコモ口座』にて不正引き出しが報告され、9月10日にドコモが記者会見を開きました。NTTドコモが手がける「ドコモ口座」は、銀行口座を登録して入金すれば「d払い」で買い物や送金ができるサービスで、この口座を通じて銀行預金の不正な引き出しが相次ぎました。1週間ほどたって報道を追っていくと、ドコモと金融機関の両方に責任と甘さがあることが原因のひとつだと見えてき…

SMSを使った巧妙な詐欺「スミッシングの被害」が急増中!スマホが丸裸に

SMSは、携帯電話番号さえあればテキストや画像を送信することができる手軽なメッセージツールです。一方でその手軽さゆえに、金融機関や保険会社などの督促と偽ったSMSを通じて、金銭的詐欺による被害も横行しています。近年はさらに手口が巧妙化し、スミッシングと呼ばれる悪質なサイバー攻撃が急増しています。今回はこの攻撃について詳しくまとめ、被害にあわないようにするにはどうすればいいのか検証していきます。  …

データの暗号化だけで万全なのか?鍵管理もチェックするべき

近年、企業の情報流出事件が増加し、対応が急がれています。万が一機密情報や顧客の個人情報が流出すれば業務に支障が出るだけでなく、社会的信頼を大きく損なうことになるでしょう。今回はデータ漏えいが起こる原因と共に、データの暗号化に焦点をあてて、本当に必要な対策を講じるにはどうしたらいいのかに踏み込んでまとめてみました。   データ漏えいが起こる原因と有効な対策 データ漏えいが起こる原因としては主に次の3…

つながる車「コネクテッドカー」の普及、セキュリティがカギになる

「コネクテッドカー」や「自動運転車」といった次世代のスマートカーが5Gを生かした新しいビジネスモデルとして期待されています。コネクテッドカー市場は拡大を続け、2035年までには販売する新車の90%がコネクテッドカーになると予想されています。そこで今回は急速に普及が進むコネクテッドカーや自動運転車の発達により車社会の流れがどのように変化していくのかと、そのセキュリティリスクについてご紹介したいと思い…
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